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2012年03月12日

激闘のあと 秋田ノーザンハピネッツ

激闘のあと 秋田ノーザンハピネッツ
ハピネッツブースターのいまなおさんから、秋田名物のいぶりがっこを頂きました。まず袋から取り出すととても香ばしい香りが一面に広がります。名前は聞いた事はあったのですが今回初めて頂きました。いぶりがっことは、干し大根が凍るのを防ぐために大根を囲炉裏の上に吊るして燻して乾燥させ、通常のたくあんと同様に塩と米ぬかで漬け込んだ秋田の伝統的な漬け物だそうです。とにかく日本酒が止まらない超ヤバい美味さです。

いまなおさんはいつも地元秋田魁新報に掲載される中村語録をブログに掲載して下さっています。浜松東三河から秋田のヘッドコーチに就任された中村ヘッドコーチ。ここから遠い遠い秋田の地に就任されてコーチの存在を全く感じられなくなってしまいました。しかしいまなおさんがこうしてご自分のブログにコーチの事を掲載して下さるお陰で、中村ヘッドコーチの体温を知り得る事が出来ます。いまなおさん、いつもありがとうございます。

今回ちょっと残念な出来事がありました。それは2日間を通してアウェイベンチ側シャッターが長い時間開いたままになっていた事です。彦根市民体育センターに空調が無いのは仕方がない事ですし、それに異議を唱えるつもりは毛頭ありません。シャッターが開いていて、まだまだ機材の搬入があるのかと思いきや、全くありませんでした。当然の事ながらアウェイベンチ付近は気温が下がり、中村ヘッドコーチがコートインするや否や、「これでは駄目だ。」とマネージャーの方に選手全員にカイロを配るように指示しました。シャッターにはちゃんとスイッチがついてあり容易に開け閉めが出来る様でしたし、そもそも観客が入場する時間には全ての搬入が終わっているというのはエンターテイメントの基本だと思うのです。

滋賀の会場は皆さん頑張っておられると思います。しかしながらどうもそれらを統括する力が欠けている様な気がするのです。布引の車椅子席事件の教訓が生かされていないのではないでしょうか。バスケットスクール、チアスクールと最近凄く頑張っている球団さんですが、うがった見方をすればそれは、「自分たちの収益になる事だけは頑張る。」と受け取られかねません。

一度チャンピオンチームの会場に勉強に行ってみてはいかがでしょうか。チャンピオンチームの会場ではまずそんな不快感を感じる事はありません。もしバスケットの内容と運営が別物と考えておられるのでしたら、滋賀に有明は一生来ないと思います。

どうかアウェイブースターさんが温かみを感じられる球団さんを目指して下さい。
激闘のあと 秋田ノーザンハピネッツ
土曜日のハーフタイムの時、カイル選手が勇樹選手を突き飛ばし詰め寄る事件が起こりました。カイル選手のジェスチャーから「何故俺がスクリーンをかけているのにペネトレイトしないんだ!。」という不満をぶちまけたのだと思います。
激闘のあと 秋田ノーザンハピネッツ
この事を事なかれ主義の日本人的感覚で対処するか、それともトコトンまでやるか。僕は今のパピネッツに限らず、チーム状態の悪い時には必ず後者が必要だと思っています。別の見方をすれば、カイル選手にチーム愛がなければ来年の契約があるかどうかもわからない身でこんな行動には出ないと思うのです。

ケミストリーとは、おとぎ話や仲良しクラブから決して生まれる訳では無いと思うからです。
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こんなに苦悩される中村ヘッドコーチを僕は見た事がありません。ノーザンハピネッツの事を何も知らない僕でも今チームはどん底だというのがわかりました。コーチは未だ、対戦相手だけではなく、ハピネッツとも闘っておられるんだろうなと思います。

中村ヘッドコーチという方は、心に入る選手を大切にします。決して従順さだけを求めている訳ではないのです。そして一度勝った手は二度と通用しないと思う厳しさを持った方なのです。だから選手の皆さんがついていくのが大変なのです。

コーチお疲れ様でした。必ず何が何でもどんな事があろうとも有明に行って下さい。ハピネッツを有明に連れて行ける方は、日本中探しても中村ヘッドコーチしか居ないのですから。
激闘のあと 秋田ノーザンハピネッツ
リッキー選手とは2年ぶりですね。元気そうで何よりでした。それにしてもリッキー選手の突破力は変わりませんね。無茶な場面も多くありましたが、「自分しか居ない。」という責任感を感じました。
激闘のあと 秋田ノーザンハピネッツ
レイ選手、今回はちょっと闘う気持ちに欠けていましたね。よくある「手を上げているだけじゃないか。」状態でディフェンスファールを取られて不満を漏らしていましたが、そもそもどうして1 On 1のディフェンスなのに上で(ブロックショットで)勝負しないのでしょうか。最後のブザビダンクは岡田選手の愛情のオマケです。

ペップ選手も戻ってきました。これでレイ選手は本来の自分の持ち味を生かしたプレーに戻れる筈です。ディフェンスを頑張らない選手のシュートは入りません。あなたにMVPは要りません。あなたがMVPを取らない事がMVPなのです。

でもジュリアス選手へのキラーパスはお見事でした。そういう事も出来るレイニクソンが滋賀には居るという事が相手チームにとっては何よりも脅威なのです。


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この記事へのコメント
こんばんは。

読んでいて少し泣けそうになっちゃいました。

日曜日に観戦に行きたかったのですが
息子の用事が入ってしまい
彦根行きを断念しました。

フェニックスの試合観戦中、時々
滋賀vs秋田の速報をチェックしていましたが・・・・・。


秋田、今ホントに大変な時だと思います。
和さんが体調を崩さないか心配です。
Posted by にっくす at 2012年03月12日 19:57
にっくすさんは、中村ヘッドコーチには人一倍思い入れが深い方ですからね。僕も傍でコーチの姿を見ていて複雑な思いで辛かったです。しかし中村ヘッドコーチは闘将。闘いは避けられない運命なのかもしれません。

必ず巻き返されると思います。
Posted by せん at 2012年03月12日 20:54
せんさん、おはようございます。

今回、アウェー戦で滋賀の彦根までお邪魔させていただいたのですが、せんさん&ハニーさんとご挨拶する事が出来て本当に嬉しかったです。ブログでも僕の事を紹介していただきありがとうございました。

試合会場ですが、本当に寒くて嫁と二人でガクブルでした。せんさんのブログを読んで納得しました。でも滋賀のスタッフさんはアウェーブースターにも気持ちよく応対してくれて素晴らしかったです。アリーナDCの方も親切に紹介してくれて嬉しかったです。会場の寒さよりもハピの内容が寒くて寒くて鼻水が止まりませんでしたが。。。

レイクスブースターさんの盛り上りの素晴らしさや切れのあるチアさんのダンスがとても楽しめた2日間でしたので今後も滋賀さんで対戦があれば是非伺いたいと思ってます。その際は宜しくお願いします。
Posted by いまなお at 2012年03月13日 09:33
秋田ベンチ、カイロを配るという一幕があったんですね。
私がいつも座る席でさえ両日あのシャッターが開いている時間は下半身を冷やしました。だから、秋田ベンチやベンチ裏に座られている方々は相当寒い想いをされているんだろうと思っていました。土曜も日曜も1度ずつレイクススタッフには使用しないのであればシャッターを閉めて下さいとお願いをしました。2度とも『解っています。』と答えられました。

布引の車椅子席事件も、私は車椅子親子と関わった当事者です。後日、レイクスフロントと直接その件についても意見交換を致しました。『まだまだ足りないことだらけのチームです。いろいろとご指導ください。』とのことでした。

残念です。自分が応援する地元チームの心無い対応を度々目にし、耳にし、被ったりするのは・・・。

いつも思うのです。せんさんのレイクスへの指摘は、ゲームの内容に関しても、球団の運営に関しても、レイクスへの愛情があると・・・。
せんさんの昨晩の心のツイートも目にしてしまいました(笑)変なチャチャをいれたのが関係者か、単なる荒らしなのか解りませんが、この『ラジヲとギター』をのぞかれる多くの方は、その真意を理解していると思っています。

アウェイ会場に行くとどの球団もレイクスホームにないアウェイブースターへの配慮が感じられます。
レイクスも県内外から愛される球団であって欲しい。その先に有明行きの切符があるのですから。

私は娘と毎週末会場に足を運んでるだけのブースターですが、純粋に応援に没頭させてくれる球団に育ってくれることを切に願っています。
Posted by ジョリー at 2012年03月13日 12:26
いまなおさん、ありがとうございます。

そうですか、スタッフさんとチアさんが親切にして下さったのですか。それを聞いて安心しました。奥様の体調はその後復調されましたでしょうか。

僕には一つ楽しみがあるのです。それはBSフジのファイナルズの中継で、有明のスタンドでいななおさんご夫婦がピンクのメガフォンで「GO!GO!ハピネッツ!。」を叫ぶお姿をぜひ見てみたい事です。琉球ゴールデンキングス以来の2年目のミラクルをぜひハピネッツで見てみたいのです。

今回の連敗の悔しさが必ず残りゲームのハピネッツの肥やしになると僕は信じています。これからもどうぞ宜しくお願い致します。
Posted by せん at 2012年03月13日 21:16
ジョリーさん、こんばんわ。

「気に要らないんやったらファン止めたら?。」
「出来たばかりの脆弱なチームです。何も言うな。」
「ギリギリの予算でやっているのに重箱をつつく。」

今までだいたいこんなところです。しかし例えばサラリーマンの僕でも毎日1000円100円のギリギリのところの凌ぎを削ってやっていますし、日本国民みんながそんな状態です。何もそれはレイクスだけではありません。

ギリギリの予算とシャッターを閉める事の因果関係は分かりませんが、例えば自分の爺さんや婆さんがシャッターの傍に座っていたら球団関係者の人でも黙ってはいないでしょう。いくら仕事とは言え、自分の爺さんや婆さんが風邪をひく事よりもシャッターの事を優先するでしょうか。世の中には後回しに出来る事と、借金をしてでも絶対に曲げてはいけない事とが存在します。それを判断するのが統括だと僕は思います。

貸借対照表を生み出した近江商人的滋賀県人の方は、よく採算や損得を物事の価値基準とされます。お金はとても大切です。しかしお金には心がありません。一生懸命働いて稼いだお金も騙して盗んだお金も金は金です。扱いようによってはお金とはとても卑しい存在にも成り得ります。

豊橋でこんな事がありました。自分の座っている席で前にカメラマンの方が床に座って写真を撮っておられました。全然邪魔にもなりません。何の支障もありません。なのにハーフタイムの時に関係者の方が来られて、「観戦のお邪魔にはなってないでしょうか?。」と尋ねて来られました。

僕にそんな事を尋ねてもフェニックスさんにとっては一銭にもなりません。しかしその一銭にもならない事をフェニックスさんは空気の様に普通にされます。一銭にもなりませんが、ジョリーさんがレイクスではなくただのバスケファンだったらなら、どちらの会場に友達を誘おうと思いますでしょうか。

予算だ金だとそれを言い訳にしている時点でもう既に勝負はついていると思うのですよ。ちなみにフェニックスさんは少人数で運営をされています。そして決して潤沢な運営費がある訳ではありません。でもそんな事はどこのbjチームでも同じですしドングリの背比べです。

ジョリーさんがもしお仕事でお客様にご迷惑をかけたと致しましょう。その時に「いや、ウチは予算が厳しくて。」と言い訳されるでしょうか。

富山のブースターさんも以前県立で「扉を閉めた方が良いですよ。」と指摘されたそうです。竹平・富山・カミアリ・松江・舞洲・府立・東大阪・なみはや・金岡公園・ハンアリ・蒲郡・豊橋・浜アリ・平塚・文体・と行きましたが、かつてシャッターが開いていたのはレイクスの会場だけです。しかも昨年はちゃんと閉まっていたのです。

逆切れする前に「これは恥ずかしい事なんだ。」という意識を持たないといけないと思うんです。ヨソでは絶対にあり得ない前代未聞の事なんだという意識を。

バスケットは勝負ですから勝ったり負けたりします。でもこんな事でお客さんを不快にさせるのは非常にもったいない事です。「市民型球団」ではなく、胸を張って「皆さんに愛される市民型球団」と堂々と語れるようになって欲しいですね。
Posted by せん at 2012年03月13日 21:18
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