2012年03月17日
日本一心 ~みちのくへの手紙~

「日本一心」 書家 紫舟氏作品より
同じ日本国民として、今回はどうしてもこの地に来たかったのです。ここは宮城県石巻市です。
肉親や知り合いを亡くした訳ではないけれど、涙が止まりません。冷たかったでしょう、怖かったでしょう、寒かったでしょう、痛かったでしょう、苦しかったでしょう。そして、生きたかったでしょう。
たった数時間立ち寄っただけの僕に苦しみの欠片すらわかる筈もありません。でも涙が止まらないのです。
この地に夢半ばして儚くも失われた多くの尊い命の為にも、僕は全速力で生きて生きて生き貫きます。欲というものは時には生きる大きな糧になるけれど、少しでも多くの私利私欲を捨て去り、あなた方の為に何か出来る事を探してそのために生きていきたいです。
あなた方は間違いなく同朋であり、同じ国民としてその尊い命を救う事が出来なかった。その事を思うと五臓六腑をえぐり取られるような気持ちになりました。
こういう悲劇はいつ何どき自分の身に起きるかわかりません。それを避ける事は出来ません。何故なら大自然に対してあまりにも人間は小さな存在だからです。だからせめて、助けて、助けて頂いて、感謝して、そうする事で日本が世界に誇れる素晴らしい国になれるように働きかけていきましょう。それが人間らしさだと思うからです。
今日僕は、滋賀から宮城県の仙台89ERSの試合を見に来ました。普段は対戦相手の滋賀レイクスターズというチームを応援していますが、今日だけは懸命にバスケットを頑張る両チームの選手を讃えたいと思います。
尊敬して止まない仙台89ERSが奇跡の復活を遂げて、本当に良かったです。その喜びを噛みしめたいと思います。
Posted by せん(閃) at 13:48│Comments(2)
│せんの色鉛筆
この記事へのコメント
石巻に向かってるとハニーさんに聞いて、せんさんらしいな、って思いました。
ともすると、平和ボケしてしまう毎日が当り前になってる。
肝に命じておかねば。
ともすると、平和ボケしてしまう毎日が当り前になってる。
肝に命じておかねば。
Posted by tomoyui at 2012年03月17日 15:13
tomoyui先生。
わんわん泣きました。現場はまだ異臭が凄かったです。「こんな高さにまで津波がきたのか。」そんなヘドロの汚れが至るところに残ってました。
でも街にはいっぱい「ありがとう。」という言葉と、「頑張ろう。」という言葉がありました。被災したど真ん中に高層マンションの建築も始まってました。
明日は我が身です。その事は肝に命じなければならないなと思いました。
わんわん泣きました。現場はまだ異臭が凄かったです。「こんな高さにまで津波がきたのか。」そんなヘドロの汚れが至るところに残ってました。
でも街にはいっぱい「ありがとう。」という言葉と、「頑張ろう。」という言葉がありました。被災したど真ん中に高層マンションの建築も始まってました。
明日は我が身です。その事は肝に命じなければならないなと思いました。
Posted by せん at 2012年03月17日 15:49