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2014年11月18日

11月16日(日)島根スサノオマジック 対 岩手ビッグブルズ 戦

~島根スサノオマジックの灯火を復活させよう!~
11月16日(日)島根スサノオマジック 対 岩手ビッグブルズ 戦
一畑電車の雲州平田駅より歩いて十分くらいでしょうか、木綿通りという昔ながらの街道風景の中に来間屋生姜糖の本舗があります。ここは島根県簸川郡斐川町の出西地区でしか採れない出西(しゅっさい)生姜を使ったお菓子を製造・販売をされているお店です。生姜って凄い植物だなと思うのです。そのまま食べるも良し、様々な薬味にもなり、そして甘味を加えれば上品なお菓子にもなります。子供の頃、学校帰りに駄菓子屋で売っていた冷やし飴を買うのがとても楽しみでした。
11月16日(日)島根スサノオマジック 対 岩手ビッグブルズ 戦
この生姜糖、最初は甘さ、その後ジワジワと生姜の味が際立つとても美味しいお菓子でした。特に風邪をひいている方には優れたのど飴代わりになります。
11月16日(日)島根スサノオマジック 対 岩手ビッグブルズ 戦
さて、僕にとっては4年ぶりのカミアリーナ、そして2シーズンぶりの島根ホームで島根対岩手戦を観戦して参りました。
11月16日(日)島根スサノオマジック 対 岩手ビッグブルズ 戦
島根のホームゲームでは試合前に正々堂々とクリーンな戦いをする事を宣言し、両キャプテンがその誓約書にサインを致します。
11月16日(日)島根スサノオマジック 対 岩手ビッグブルズ 戦
それにしても凄い試合でした。宣言通りのクリーンでかつ激しい試合でした。序盤からスサノオマジックは岩手のインサイドを執拗に攻めまくります。ビックマンは勿論の事、サイズの無いジョー選手、エドワード選手、横尾選手が次々とインサイドを切り裂き、どちらかと言うとビックブルズは防戦一方になります。またブラウン選手も根気強くリバウンドに絡みつき、スサノオマジックのペースで試合が続きます。
11月16日(日)島根スサノオマジック 対 岩手ビッグブルズ 戦
そして第二クォーターに森山ヘッド代行はアッと驚く作戦に出ます。オンザコートスリーでアーノルド選手がプレイするにも関わらず、3-2ゾーンディフェンスを展開してきます。クウソー選手のプレイタイムが短い事を見越しての策だったと思うのですが、土曜日の試合でこの第二クォーターに大きく引き離されてそのまま敗戦してしまった事を受けての森山代行の執念を感じました。スクーティー、アーノルド、ブラッグレッジ選手はどちらかと言うとリングより遠い位置から鋭く仕掛けるタイプなので、このディフェンスは実に効果的だったと思います。
11月16日(日)島根スサノオマジック 対 岩手ビッグブルズ 戦
後半に入っても森山ヘッドは3-2ゾーンから入ります。恐らくこれはフロックのつもりですぐにマンツーに切り替えるつもりだったと思うのですが、第三クォーターは高田選手のボックスワンディフェンスとジョー選手のオフェンスが冴え渡りました。とにかく得点源のジョー選手を止めなければという事で、スクーティー選手がダメならブラックレッジ選手とビッグブルズは目まぐるしくマッチアップをチェンジしてきます。しかしジョー選手はサイズが無いのにも関わらずブラッグレッジ選手との激しいリバウンド争いにも絡み、ティップで何度もビッグブルズの速攻を防ごうと頑張ります。そして高田選手のこのクォーターのアーノルド選手へのディフェンスは見る者の心を揺さぶりました。
11月16日(日)島根スサノオマジック 対 岩手ビッグブルズ 戦
しかし第四クォーター、スサノオマジックがそれまでにチームの全てを出し尽くしてしまったのに対し、ビッグブルズは満を持してアーノルドSHOWを展開していきます。アーノルド選手と言えばドリブルワーク(ボールの持ち過ぎ)をしている間にダブルチームでターンオーバーする非常に悪い癖があるのですが、ビッグブルズでのアーノルド選手にはかつてのそんな姿は微塵もありませんでした。キャッチ&シュートと、華麗なジャブステップでマッチアップを翻弄し次々とアウトサイドシュートを決めていきます。しかもこのクォーター、ビッグブルズは残り3分を切るまでスクーティー選手を温存するというオマケ付き。イースタンカンファレンス首位をひた走るビッグブルズのこの猛攻を止める手立てはスサノオマジックには残されていませんでした。
11月16日(日)島根スサノオマジック 対 岩手ビッグブルズ 戦
今シーズンの岩手ビッグブルズの好調さの一つに、フロントコートへの激しいプレスディフェンスがあると思います。どちらかと言うと今までの桶谷ヘッドのディフェンスは、ブラッグレッジ選手のブロックショットを有効的に使うために素早く戻る事を信条にしてきたイメージがあったのですが、今シーズンのビッグブルズのプレスは時に五人全員がフロントコートに入って激しくディフェンスする事も辞さない徹底ぶりです。これは偏にガードを高橋憲一選手から、ボールへの執念が強い仲西淳選手へのチェンジが非常に効いていると思います。試合後のコメントで桶谷ヘッドが仲西淳選手を褒め讃えたのはそんな心の現れではなかったでしょうか。
11月16日(日)島根スサノオマジック 対 岩手ビッグブルズ 戦
一方そんな好調ビッグブルズに対してスサノオマジックが一歩も引かないバスケットを展開する事が出来たのは、エドワード選手や横尾選手と言った個人能力の高い選手が居た事が大きかったと思います。
11月16日(日)島根スサノオマジック 対 岩手ビッグブルズ 戦
四方山話

カミアリーナーに到着して目の当たりにしたのは、かつての大賑わいだったスサノオホーム開場の閑散ぶりでした。あんなに列を作っていた飲食ブースは激減し、僕が観戦した試合は全て2500人オーバーだった観客数が約その半分になっていました。ゴール裏のスタンドは消え、1階自由席は空席だらけ。その時、後ろに居たブースターさんからの会話が胸に突き刺さりました。

「今日何処で見るの?。」
『二階席に決まってるよー。今の島根なんて二階で十分。』
11月16日(日)島根スサノオマジック 対 岩手ビッグブルズ 戦
出雲市内の北山健康温泉の湯に入りに行きました。その脱衣所でおじいちゃんやおじさんからスサノオマジックの会話が聞こえてきたのです。話の内容は(割愛させて頂きます)非常に残念な内容でしたが、僕は凄く嬉しい思いが致しました。

「スサノオの灯火はまだ消えていない。」

県民の皆さん、どうかスサノオマジックのホームゲームに足を運んで頂けないでしょうか。ニューヨークヤンキースやロサンゼルスレイカーズだって長く勝てない時はあるのです。その波が予想よりも早くきてしまった。しかしスポーツなのだから勝ったり負けたりします。良い時もあれば悪い時も必ずあります。
11月16日(日)島根スサノオマジック 対 岩手ビッグブルズ 戦
ブースターの皆さんなら昨シーズンの桶谷ヘッドの涙をご覧になられたと思いますが、岩手ビッグブルズだって2年連続で秋田ノーザンハピネッツにアップセットの末に有明の切符を阻まれている苦い経験を経て、今の強さがあるのです。

僕はスサノオマジックの様な良いチームはそうは無いと思っています。ジェリコヘッドがチームを去る時に県知事までもが「ジェリコを辞めさせてはいけない。」と語られたそうですが、スサノオマジックはそんな島根の誇り、島根の宝じゃないですか。

森山ヘッド代行はスサノオマジックの復活を予感させる片鱗をこの試合で十分に見せてくれました。暫くは個人能力に頼ったバスケットを展開するしかないのかもしれない。しかしこれから必ず代行はスサノオマジックの勝利の為の引き出しを沢山作ってくれると思います。森山代行にお願いしたいのは、「何の為にこの練習をするのか?。」それを選手の皆さんに丁寧に説明してあげて欲しいのです。何故なら強いチームは必ずそれが明確だからです。

応援するなら代行が駆け出しの今です!。どうか島根の皆さん、スサノオマジックのホームゲームに足を運び、森山ヘッド代行やスサノオ戦士のみんなを男にしてあげて下さい。有明にあと一歩まで迫ったこんな良いチームを低迷させるのは本当に勿体無い事。あなたの応援の力で再び有明に挑戦する強いスサノオマジックを作り上げていこうじゃありませんか。
11月16日(日)島根スサノオマジック 対 岩手ビッグブルズ 戦
ターキッシュエアラインズ bjリーグ 2014-2015 オフシャルゲームズ
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11月16日(日) ●島根スサノオマジック 63 − 71 岩手ビッグブルズ○

1Q 15−10
2Q 24−22
3Q 12−13
4Q 12−26


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この記事へのコメント
ネット情報しか見ていませんが、島根は地元密着のようで、良いチームと感じています。10月26日に大阪戦を観戦しましたが、選手個々の力は同等だったと思います。
bj(大阪)は、スピーカーの音が大きくわかりにくいのですが、フロア席は、ボールやシューズの音、選手のぶつかり合いの迫力、ダンクの豪快さ、どれをとっても2階席とは違うので、私は、できるだけ1階で観戦するようにしています。
大阪は、1階と2階席の価格差が小さいので良いのですが、島根は結構な差があるので、選手のプレイ+何かしらの付加価値が求められているのかもしれないと感じました。
Posted by kamijo tadaharu at 2014年11月18日 19:46
kamijoさん

第参章を終えてからと言うもの、島根はヘッドコーチ契約満了からドタバタとお家騒動があり、今の低迷に至っています。でも後はもう上がるだけなので何とか復活して欲しいと願うばかりです。

ある島根ブースターさんに、『何で島根はこんなに盛り上がるんでしょう?。』と尋ねたら冗談半分に、「だって島根は他にやる事無いですもん。」という答えが返ってきました。僕はそれって本当に素晴らしいと思ったのです。

球団さんはこのブースターさんの言葉をどうか真摯に受け止めて欲しい。心からそう思います。その心さえあれば、僕は間違いなくスサノオマジックは復活すると思っています。
Posted by せん at 2014年11月20日 00:07
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