
2012年12月24日
12月22、23日滋賀レイクスターズ 対 高松ファイブアローズ 戦
ONE FOR LAKES ALL FOR SHIGA
僕はこの言葉が好きなんですが、どうもこの言葉は名づけた人の自己満足だけになっていて、この言葉を下にチームが一つになっている雰囲気をあまり感じる事が出来ません。それを現しているのが単調なオフェンスです。
昨シーズンのレイクスは選手の個のプレーの比重が大き過ぎたと言われていますが、今シーズンの方が僕は点と点が線で繋がっていない感が否めません。ペイントアタックした時のカバーが少ないし、シュートと見せかけての鮮やかな連携も殆ど見られません。一人のプレイヤーが「さあいくぜ!。」となったら「はいどうぞ。」みたいな感じです。
それを物語っているのがオフェンスリバウンドの減少です。目の前に落ちてきたボールは論外で、昨シーズンはもっとリングにアタックして奪い取ったオフェンスリバウンドを数多く見られました。
その理由はレイクスにまだ「走るバスケット」が足りないからだと思います。バスケットでいう走るという行為はリングにアタックする事。レイクスが強い時はもっとレイアップが多かったし、目の覚めるようなオフェンスリバウンドが出たものです。
効率よくノーマークを作ってシュートチャンスを導き出すのがシャッフルオフェンスだとしたら、それは何もジャンプシュートに限ったものではないと僕は思っています。
ただディフェンスリバウンドについてはかなり良くなった感じがします。何よりプレイヤーの皆さんからその意思をひしひしと感じ取る事が出来ます。特に足を痛めている仲摩選手がリバウンドを頑張ってくれた姿には感動しました。オフェンリバウンドを奪われないという事はゲームが大崩れしないという事を意味します。これをどうかルーチンとして確立し、今度はそこからの速攻をルーチン化して欲しいと思います。一つルーチンを得たら一つ失うのでは無く、積み重ねていって欲しいです。
高松戦では結構色んな事をチームとして試せたのではないだろうかと思っています。これは本当に大切な事です。いくら練習を積み重ねても、実際のゲーム感覚で養うものには遠く及びません。これから寒くなるにつれ、嫌でも怪我人が出るでしょう。その為にはゲームで色んな事を試す事が本当に重要になってくると思います。

そうする為には圧倒的な大差でゲームを支配しなければなりません。間違ってももう土曜日の出だしのような事は起こさないようにして頂きたいものです。