
2012年12月09日
12月8日(土)滋賀レイクスターズ 対 京都ハンナリーズ 戦
レイクスがこれから浮上する鍵は、ウェインアーノルド選手が心を入れ替えるか、レイクスを去るか、どちらかだと思います。第4クォーター残り8分辺り、ターンオーバーで3対2になった場面、何故レイアップがとても上手な横江選手にパスを出さないのでしょう。あれがマクヘンリー選手と与那嶺選手だったらどうだったでしょうか?。僕は確実に縦パスが出ていたと思うのです。
結果は一人相撲であえなく撃沈し逆ターンオーバー。あそこで完全に流れはハンナリーズに行きかけました。しかし試合開始から終了までずっと頑張ってくれた日本人ガード陣のディフェンスの踏ん張りがそれを食い止めてくれました。一人相撲でダブルチームでターンオーバーを食らうというのも相変わらず出ました。
「俺の力でこの青いチームを有明に連れて行ってやる。」その心意気はとても嬉しいです。しかしレイクスターズは全員で攻めて全員で守る、「ONE FOR LAKES ALL FOR SHIGA」のチームなんです。チームが1枚岩になってこそ、最大限の力を発揮するチームなんです。
2010-2011シーズン、蒲郡市民体育センター。レイクスターズはこの2日間、ウェイン選手とレイ選手の浜松東三河フェニックスに完膚なまでに叩きのめされました。「なんで浜松のバスケットはあんなに美しいのに、レイクスターズにはあれができないのか。」駐車場で妻と大泣きしました。そこにはチーム全員で攻めて守る、本当に本当に美しい浜松東三河フェニックスのバスケットがありました。
チーム全員で攻めて全員で守る。その規律をシーズン通して最後まで守ったからこそ、震災でジャメインディクソン選手が抜けるという最大のピンチも、ウェイン選手自身の体調不良も、救済措置の補強無しも乗り越えてV2を達成したんじゃないですか。それが正しかった事を、ウェイン選手が身をもって体験したじゃないですか。
滋賀レイクスターズは、あの浜松東三河フェニックスを目指しているんだと思うんです。その為にはメンバー全員に強い自制心と規律を守る心が要求されると思います。
自分勝手なプレーでターンオーバーを出してしまった時、中村ヘッドコーチは許してくれましたでしょうか?。答えは「NO」の筈です。しかしそれはアランヘッドコーチも同じです。ウェイン選手が30点取ってもチームが負けたらその30点は藻屑と消えます。でもウェイン選手が得点のみならず、ディフェンスを頑張ったり、華麗なアシストを出したり、リバウンドで勝利に貢献してくれたなら、そのプレーはずっとブースターの心に焼き付くでしょう。
僕はウェイン選手のそういうプレーが見たいです。漸くインサイド陣のセルフィッシュなだけのプレーから細かい連携プレーが出始めました。残るはウェイン選手だけだと思います。