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2010年10月09日

“bjリーグ地域に活力”を読んで

“bjリーグ地域に活力”を読んで
ブースターさんに日経新聞にbjリーグの記事が載っている事を教えて頂きました。今回の記事は今までとちょっと趣が異なる印象でした。

bjリーグと慶応義塾大学院とソニービジネスソリューションが共同体となってバスケットのレンタルコートコート施設と最新のデジタルネットワーク技術を結び付けて地域活性化を意識した新ビジネスの展開を狙っているそうです。

バスケットのコートは皆さんご存知の通り、その面積は25メートルプールより少し大きいくらいです。

先日久し振りに大阪へ行きましたが、ビルとビルの間の至る所にコインパークが存在しました。その広さは丁度バスケットコートと同じくらいの面積が多いのです。その何か所かにバスケットのレンタルコートがあれば何だかワクワクするというか、今までにない素敵な空間を生み出せるのではないかと思うのです。
“bjリーグ地域に活力”を読んで
考えてみればバスケットって凄いスポーツだなと思います。リングがなくてもドリブルで遊べるし、一人でもリングがあればシューティングを楽しむ事だって出来ます。何せ僕は昔、宇高連絡船の甲板でドリブルの練習をした経験があります(親にめちゃめちゃ怒られましたけどface07)。

例えばオフィス街のビルとビルの間にそんな施設があって、若いバスケットマン達たちがそこでストリートバスケを楽しんでいる。ビジネスマンやOLがお昼休みにおにぎり片手にそれを見て楽しむ。それだけで何だか今まん延している閉塞感も吹っ飛ばしてくれるようなそんな気がします。

でも記事に書いてありましたが、どこのチームも資金難、恐らく現在では限られたチームの中の、その中でも極々僅かなチームでしかそんな事は実現出来ないでしょう。でも僕はその資金を“官”の助成金で賄おうとするのはやめた方がいいと思います。これはbjリーグ、いわゆる“民のパワー”だからこそ発想出来る事なのです。
“bjリーグ地域に活力”を読んで
bjリーグは理想や理念を絶対に失ってはなりません。そこを失ってはこのリーグの存在価値じたいを失うと思うからです。今は皆んなが甘えやもたれ合いを捨てて、自らの手で何かを生み出さないといけない時。もう何かを人のせいにしたり、誰かに寄生して生きる余裕などは何処にも無いのです(普段他力本願時の住職なのに偉そうな事を言います、済みません)。

最後にこんな事が書かれてありました。「ホームゲームは年間26試合しかないけれど、レンタルコート施設を運営すれば365日ずっと稼ぐ事が出来る。引退選手の雇用の道も開ける。」僕がbjリーグに一番不満だったのが選手に対する処遇・待遇だったけど、このリーグからこんな意見が聞けたのはとても新鮮に感じました。

でもこんな記事が日経新聞にコラムとして扱ってもらえるって、本当に大きな前進だと思いました。



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Posted by せん(閃) at 00:26│Comments(6)本の感想
この記事へのコメント
この記事、せんさんに伝えようと思ってたことです。
まだまだ、不安定なbjリーグは、逆にいろんな可能性を秘めてるんですね。各チームのトップにも若い人がたくさんいるし、柔軟な発想で発展していってほしいものです。
Posted by tomoyui at 2010年10月09日 02:28
私も引退した選手の雇用につながるという言葉に、ビビッと反応してしまいましたw

このプロジェクトがうまくいくかどうかは別にして・・・
これからも街中で気軽にバスケが出来るような空間が出来ていけば良いなぁと思っておりますw
(とか言いながら、私はバスケが出来ないけど・・・)
Posted by ナリユキ at 2010年10月09日 09:49
こんばんは。

街中や住宅街にバスケコート。
街中や住宅街にバスケゴール。

サラリーマンや大学生、高校生、中学生、小学生、昔やってたっていう中高年のおじさまおばさま。
時間帯によって様々な年代の色々な人たちが集う場所になって行き、見る専門だった人だって、誰もいない時間帯にふと忘れられていたボールを見よう見まねでシュートしてみたりして、その魅力にはまっちゃったり。

なんでしょう。
この妄想オツムにそんな素敵な広がりが勝手に思い浮かんでしまっちゃったんです。

ボールがあればドリブルが。
ボールともう一人いればパスが。
ボールとゴールがあればシュートが。
ボールとゴールともう一人いれば1on1が。

一つ一つ揃っていく度に出来る事がどんどん広がっていく。
でも、ボールと自分ひとりに戻った時だって、ドリブルが出来る。

本当にバスケットボールって魅力溢れるスポーツだなって改めて感じると主に、そんな素敵なスポーツがせんさんの仰るようにもっともっと皆の身近な所に『当たり前のようにある』日本になって行って欲しいなって思いました。
Posted by とも香 at 2010年10月10日 20:51
tomoyui先生、ありがとうございます。

今の日本は大人たちが自分達で汲々なのにかまけて、若い人たちを「草食系男子」などど、そんな世界に追い込んでしまいました。

でも大人の役割とは本来若い人たちに「何かを残す」事だと思います。

今のbjリーグが儲けるではなく、このリーグを通じてバスケットで「何かを残す」。

そういう意志があればこのプロジェクトは成功すると思います。
Posted by せん at 2010年10月10日 21:13
ナリユキさん、いつもありがとうございます。

ナリユキさん、バスケットが出来ない人なんかこの世の中には誰一人として居ない事を、車いすバスケットのブログを書かれるナリユキさんが一番良く知っている筈だと思います。

僕はバスケットは見て、して楽しんで欲しいスポーツだなと常日頃から思うのです。

モチロン強制なんかしません。出来れば、そんなチャンスがもしあれば、公園のどこにでもあるリングで1本打ってみて下さい。
Posted by せん at 2010年10月10日 21:20
とも香ちゃん、こんばんわ。

とも香ちゃんが初めてバスケットをした時に叫んだ言葉が、「気持ちいい!。」でした。

何でか?、このスポーツは好きになった人、興味を持った人が触れるスポーツだから。

大切な事は手法や手段なんかじゃない。「目的」や「目標」。

このスポーツを通じて手に入れられるモノはそれなりにデカいものが用意されています。だってこんなに厳しいスポーツなんですもの。

頑張ろうバスケットを、努力しようバスケットを。今日より明日、何か一つ小さな事でも何でもいいから修得しよう。

必ず何かが変わるから。
Posted by せん at 2010年10月10日 21:30
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