2013年02月12日
2月10日(日)浜松東三河フェニックス 対 京都ハンナリーズ 戦
名鉄東岡崎駅でバスを待っていると、岡崎中央総合公園行きではないけれど、岡崎中央総合公園口に止まるバスが来ました。Google地図で見るとこの二つの停留所は大した距離じゃなかったのでこのバスに乗りました。ところが現地に着くと確かに地図上の直線距離では大した事は無かったのですが、標高差がもの凄くて、歩く事30分、もうヘトヘトの汗だくになりました。
いやはや、思い込みというのは、大抵ロクな結果を招きませんね…。
そんなこんなで行って来ました浜松東三河フェニックス 対 京都ハンナリーズ戦。昨シーズンのこのカードも観戦に訪れたのですが、僕の中で定着しつつある楽しみなカードです。
試合が始まるとまずは京都ペース、京都は上々の立ち上がり。しっかりとディフェンスをして内に外に攻撃を上手く散らします。浜口ヘッドコーチのモーションオフェンス、「ボールを持っている選手が何をしたいのかが第一優先」というルール通りにオフェンスを展開していきます。
『しっかりと守って24秒を使って得点を重ねる。』『早打ちはしない。』『広くバスケットをする。そこで出来たスペースを有効的に攻める。』
実は今までプロのヘッドコーチや沢山のブースターさんから「浜口ヘッドコーチのバスケットは面白くない。」という意見を耳にしてきましたが、僕は一度もその意見を肯定した事がありません。確かに浜口ヘッドコーチのバスケットでは大勝ちは出来ないかもしれませんが、しかし崩れはしません。
そもそも面白いバスケットとは何でしょうか?。沢山点が入れば面白いのでしょうか?。僕にとって面白いバスケットとは気力とあらゆる知力を尽くしたバスケットが面白いバスケットです。「勝つ為だったら何だってする。」もちろんそれはルールに則っての話なのは言うまでもありませんが、そういう気迫(鬼迫)がヘッドコーチの背中から漲っているバスケット、それが僕にとっては一番面白いバスケットです。
話が少し逸れてしまいましたが、一方フェニックスはとにかく得意のアウトサイドが入りませんでした。と言いましょうか、フェニックスのバスケットの最大の魅力は僕は「圧力」だと思っています。とにかく守りも攻めも「怒涛」どれだけ強い原木をもたちまちにしてなぎ倒すバスケットです。
激しさとは強さであり、力である。それが浜松東三河フェニックスのバスケット美学だと思っています。
しかし、この日のフェニックスのバスケットは脆弱でした。パワーも早さも闘志も全盛期に比べて半分くらいしか感じられませんでした。力の足りないフェニックスのバスケットはたちまちにして「雑なバスケット」に生まれ変わります。
確かにウェンデル選手とケビン選手のハイポストからのドライブは見る者を魅了します。しかしフェニックスが凄いのは日本人選手の地味なプレーの頑張りや、1本のリバウンドやルーズボールに対する執念だった筈です。この日は第二クォーターから流れを変えようとオールコートプレスで全面から当たりに行きましたが、見るからに圧力を感じず、なのでハンナリーズに全く通用しませんでした。
遅いフェニックスは怖くありません。足の止まったフェニックスは恐るるに足りません。このチームは今も昔もサイズの無い選手が多いチームですが、力強い時は全員が物凄く大きく見えたものです。
今回の試合は京都ハンナリーズによる劇的なブザービーターでの勝利だったので特筆したいと思います。片岡選手のドライブからのトスを受けてボィェット選手がシュートモーションでファールをもらいます。
ボィェット選手が2本のフリースローを決めます。
フェニックスはタイムアウト。残り6秒。タイムアウト後のフェニックスのインバウンズを片岡選手がスティールします。
片岡選手のスティールからのこのレイアップは決まりませんでしたが、そのオフェンスリバウンドをマーカス選手が拾い、タップで下からすくい上げてブザービートとなりました。
その瞬間、珍しく浜口ヘッドコーチがガッツポーズでコートの中に。
「私はいかにチームを一つにするかという事を考えながら、常にコーチングしています。」
京都ハンナリーズに就任してから一人の契約解除も出していない浜口ヘッドコーチ。「fandamentals beat talent」この信念がいよいよ大きなうねりとなって後半戦を駆け抜けるかもしれません。そこには開幕8連敗を喫した京都ハンナリーズの姿は微塵もありませんでした。
岡崎信用金庫プレゼンツ(岡崎市総合体育館(中央総合公園内))
●浜松東三河フェニックス 72 - 74 京都ハンナリーズ○
1Q 10 - 17
2Q 24 - 15
3Q 23 - 28
4Q 15 - 14
いやはや、思い込みというのは、大抵ロクな結果を招きませんね…。
そんなこんなで行って来ました浜松東三河フェニックス 対 京都ハンナリーズ戦。昨シーズンのこのカードも観戦に訪れたのですが、僕の中で定着しつつある楽しみなカードです。
試合が始まるとまずは京都ペース、京都は上々の立ち上がり。しっかりとディフェンスをして内に外に攻撃を上手く散らします。浜口ヘッドコーチのモーションオフェンス、「ボールを持っている選手が何をしたいのかが第一優先」というルール通りにオフェンスを展開していきます。
『しっかりと守って24秒を使って得点を重ねる。』『早打ちはしない。』『広くバスケットをする。そこで出来たスペースを有効的に攻める。』
実は今までプロのヘッドコーチや沢山のブースターさんから「浜口ヘッドコーチのバスケットは面白くない。」という意見を耳にしてきましたが、僕は一度もその意見を肯定した事がありません。確かに浜口ヘッドコーチのバスケットでは大勝ちは出来ないかもしれませんが、しかし崩れはしません。
そもそも面白いバスケットとは何でしょうか?。沢山点が入れば面白いのでしょうか?。僕にとって面白いバスケットとは気力とあらゆる知力を尽くしたバスケットが面白いバスケットです。「勝つ為だったら何だってする。」もちろんそれはルールに則っての話なのは言うまでもありませんが、そういう気迫(鬼迫)がヘッドコーチの背中から漲っているバスケット、それが僕にとっては一番面白いバスケットです。
話が少し逸れてしまいましたが、一方フェニックスはとにかく得意のアウトサイドが入りませんでした。と言いましょうか、フェニックスのバスケットの最大の魅力は僕は「圧力」だと思っています。とにかく守りも攻めも「怒涛」どれだけ強い原木をもたちまちにしてなぎ倒すバスケットです。
激しさとは強さであり、力である。それが浜松東三河フェニックスのバスケット美学だと思っています。
しかし、この日のフェニックスのバスケットは脆弱でした。パワーも早さも闘志も全盛期に比べて半分くらいしか感じられませんでした。力の足りないフェニックスのバスケットはたちまちにして「雑なバスケット」に生まれ変わります。
確かにウェンデル選手とケビン選手のハイポストからのドライブは見る者を魅了します。しかしフェニックスが凄いのは日本人選手の地味なプレーの頑張りや、1本のリバウンドやルーズボールに対する執念だった筈です。この日は第二クォーターから流れを変えようとオールコートプレスで全面から当たりに行きましたが、見るからに圧力を感じず、なのでハンナリーズに全く通用しませんでした。
遅いフェニックスは怖くありません。足の止まったフェニックスは恐るるに足りません。このチームは今も昔もサイズの無い選手が多いチームですが、力強い時は全員が物凄く大きく見えたものです。
今回の試合は京都ハンナリーズによる劇的なブザービーターでの勝利だったので特筆したいと思います。片岡選手のドライブからのトスを受けてボィェット選手がシュートモーションでファールをもらいます。
ボィェット選手が2本のフリースローを決めます。
フェニックスはタイムアウト。残り6秒。タイムアウト後のフェニックスのインバウンズを片岡選手がスティールします。
片岡選手のスティールからのこのレイアップは決まりませんでしたが、そのオフェンスリバウンドをマーカス選手が拾い、タップで下からすくい上げてブザービートとなりました。
その瞬間、珍しく浜口ヘッドコーチがガッツポーズでコートの中に。
「私はいかにチームを一つにするかという事を考えながら、常にコーチングしています。」
京都ハンナリーズに就任してから一人の契約解除も出していない浜口ヘッドコーチ。「fandamentals beat talent」この信念がいよいよ大きなうねりとなって後半戦を駆け抜けるかもしれません。そこには開幕8連敗を喫した京都ハンナリーズの姿は微塵もありませんでした。
岡崎信用金庫プレゼンツ(岡崎市総合体育館(中央総合公園内))
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2Q 24 - 15
3Q 23 - 28
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2月9日(日)浜松東三河フェニックス 対 大分ヒートデビルズ 戦
2012-2013 浜松東三河フェニックス 練習見学②
2012-2013 浜松東三河フェニックス 練習見学
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浜松東三河フェニックスがウェスタンカンファレンスへ
2011-2012シーズン OSGスクエア練習見学、2
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Posted by せん(閃) at 00:10│Comments(4)
│浜松東三河フェニックス
この記事へのコメント
浜松からアウェーで勝ち星を2つとるなんて・・・
さすがは京都、
浜口流バスケが形になってきましたね、
これから京都は勝ち星を増やしていくでしょうね、
やっかいなチームになりそうですね(^_^;)
さすがは京都、
浜口流バスケが形になってきましたね、
これから京都は勝ち星を増やしていくでしょうね、
やっかいなチームになりそうですね(^_^;)
Posted by わさびーふ at 2013年02月12日 20:42
わさびーふさん
ありがとうございます。まぁ予定通りと言えば予定通りですが、やっぱりきましたね。琉球は直接対決が終わっていて本当に良かったですね。
そして滋賀は今週京都を迎えます。怪我人続出で形勢は非常に危ういですが、たまには一度位は逆にこれでチームが一つに纏まってこの危機を乗り越えて欲しいものです。
無いでしょうけどね。今までそういう美しい姿を一度も見た事ありませんから。
ありがとうございます。まぁ予定通りと言えば予定通りですが、やっぱりきましたね。琉球は直接対決が終わっていて本当に良かったですね。
そして滋賀は今週京都を迎えます。怪我人続出で形勢は非常に危ういですが、たまには一度位は逆にこれでチームが一つに纏まってこの危機を乗り越えて欲しいものです。
無いでしょうけどね。今までそういう美しい姿を一度も見た事ありませんから。
Posted by せん at 2013年02月14日 08:01
おもしろくないもんはおもしろくな~い!(笑)
でも、100-101で負けるより74-72で勝つ方が気持ちいい~♪♪
開幕からやっと炎バスケに選手が順応してきたことと、選手を活かせる炎バスケに変化してきたように思ってます。
それも京介→直へのPG交代がかなり影響してるように感じます。
でも、100-101で負けるより74-72で勝つ方が気持ちいい~♪♪
開幕からやっと炎バスケに選手が順応してきたことと、選手を活かせる炎バスケに変化してきたように思ってます。
それも京介→直へのPG交代がかなり影響してるように感じます。
Posted by KNG at 2013年02月14日 10:48
KNGさんにとっては確かにおもんないバスケでしょうね(笑)。
ただ、言い古された言葉ですが、シュート入らない時はどうやっても入りませんのでやっぱりディフェンスは大切だと思います。
京介親衛隊の僕にとっては心中穏やかではありませんが、誰かの怪我は誰かのチャンスであり、直選手の成長がキャプテンに危機感と一層の成長を与えてくれる事でしょう。
僕は岡田選手は炎さんの門を叩いて本当に良かったのではないかと思っています。ハンナリーズというよりも、炎さんの所へ。
恐らく滋賀に居たら成長が止まっていたのではないだろうかと思っています。人は自分により厳しい環境に身を置く事で初めて自己研磨出来ると思っています。
ただ、言い古された言葉ですが、シュート入らない時はどうやっても入りませんのでやっぱりディフェンスは大切だと思います。
京介親衛隊の僕にとっては心中穏やかではありませんが、誰かの怪我は誰かのチャンスであり、直選手の成長がキャプテンに危機感と一層の成長を与えてくれる事でしょう。
僕は岡田選手は炎さんの門を叩いて本当に良かったのではないかと思っています。ハンナリーズというよりも、炎さんの所へ。
恐らく滋賀に居たら成長が止まっていたのではないだろうかと思っています。人は自分により厳しい環境に身を置く事で初めて自己研磨出来ると思っています。
Posted by せん at 2013年02月14日 13:48
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