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2015年03月26日

3月22日(日)信州ブレイブウォリアーズ 対 岩手ビッグブルズ 戦

〜ブレイブハートを取り戻せ!〜
3月22日(日)信州ブレイブウォリアーズ 対 岩手ビッグブルズ 戦
今シーズンの信州対岩手戦も、鮭Tプロジェクトが開催されました。以前竜児ヘッドが岩手のブースターさんに好感をお持ちだとおっしゃっていたのもあり、またこのカードを見に行きたいと思いました。今回は鮭Tプロジェクトだけではなく、合わせて花道プロジェクトも開かれていて、改めてブレイブウォリアーズという球団の清らかさ、素晴らしさを感じました。また4月には長野市内で三陸沖の復興ドキュメンタリー映画も上映されます。
3月22日(日)信州ブレイブウォリアーズ 対 岩手ビッグブルズ 戦
「お!、パーカーがある!。」迷わす購入を決めたら、代表のMさんが、『いや〜嬉しい!。一応持って来たんですが今日のこの陽気でしょ?。売れないんじゃないかと心配してたんですよ〜。滋賀から?、本当にありがとうございます!。』

「Mさんって、なんて胸のすく方なんだろう…。」今年もこのカードの為に信州に来て本当に良かったと思いました。
3月22日(日)信州ブレイブウォリアーズ 対 岩手ビッグブルズ 戦
さて試合の方ですが、ウォリアーズの昨日の惨敗を受けてとても締まった試合になりました。日本人選手の先発は崇人、翔自キャプテン、洵生選手。日本人選手の高さのミスマッチを上手く突きたいところでした。
3月22日(日)信州ブレイブウォリアーズ 対 岩手ビッグブルズ 戦
第一クォーターから信州は岩手の速いバスケットに付き合わない事を心掛け、ナンバープレイを展開していきます。ディフェンスは変速のマッチアップゾーン。リング下にサイズのある選手を配置し、ディフェンスのカバーとリバウンドに備えます。その構えに最初岩手は戸惑いを隠せませんでしたがそこは強豪チーム。インターセプトなど数少ないチャンスは確実に仕留めて徐々に点差を広げていきます。信州も切り返しのプレーではデボーン選手が鋭く中央突破を試みますが岩手の戻りは早く、なかなかインサイドを上手く攻略出来ません。
3月22日(日)信州ブレイブウォリアーズ 対 岩手ビッグブルズ 戦
昨シーズンの信州ならDFリバウンドからのアウトレットパス + 縦パスと綺麗にアウトナンバーを攻略したのですが、今シーズンの信州はここで周りの戻りが遅い為か中央で長いドリブルを多用し、結局そこでターンオーバーやセットプレイになってしまい、効率よく得点を重ねる事が出来ません。但し前日岩手に散々にやられてしまったピックアンドロールからの鋭いドライブに対するスイッチアップ、そしてその戻りを徹底していた為に、とにかく遅い展開ではディフェンスが機能し、大崩れはしません。これは恐らく竜児ヘッドの徹底した指示によるものだと思いました。
3月22日(日)信州ブレイブウォリアーズ 対 岩手ビッグブルズ 戦
第二クォーターに入っても信州になかなか流れが来ない中、きっかけを作ったのがアブカー選手のアウトサイドや個人技によるフェイダウェイでした。恐らく何処のチームも信州に対しては、『パトリックさえ上手く潰せば必ずこちらが主導権を握る事が出来る。』という指示が出ているものだと思われます。そういう意味ではこのアブカー選手のシュートが決まると相手のリズムが狂うのがよく分かります。アブカーもパトリックもジャンプシュートのタイミングを変速させる技術を持っているので、飛んでしまうとなかなか止められない為にどのチームもとにかくスペースを与えてくれません。そんな中アブカー選手が決めてくれる事はパトリック選手のマークを弱めてくれる事に繋がります。
3月22日(日)信州ブレイブウォリアーズ 対 岩手ビッグブルズ 戦
第三クォーターに入るとまず最初に信州のピックアンドロールが1本綺麗に決まります。するとそこから岩手のディフェンスが徐々に後手後手に回り出します。ここでもそうですが、どうも岩手というチームは想定外の事が起きると足が止まってしまう様に見受けられました。そこをデボーン選手のインサイド攻撃がようやく決まり出します。この攻撃を間髪入れずに展開した事は非常に見事だったと思います。
3月22日(日)信州ブレイブウォリアーズ 対 岩手ビッグブルズ 戦
そして運命の最終第四クォーター。入りから信州の攻撃は単調となり、そこを岩手の怒涛の速攻が攻め立て、点差が徐々に広がり堪らず信州はタイムアウト。結果論ですが、このタイムアウトは少し遅過ぎた感がありました。しかしまたもや踏み留まらせてくれたのがアブカー選手の一本でした。残り時間が少なくなるにつれてパトリック選手も全開モードに。負けられない信州はよく集中してFTもきっちりと決めます。そして信州一点リードの残り10秒。岩手最後のポゼッションで放たれたブラックレッジ選手のアウトサイドのこぼれ球をスクーティー選手がバスケットカウントで万事休す。信州に残された2秒を岩手ディフェンスは集中力でそのまま逃げ切りました。
3月22日(日)信州ブレイブウォリアーズ 対 岩手ビッグブルズ 戦
最後のあのスクーティー選手のAND 1は特に珍しいプレーではなく、他のチームで似たようなフィニッシュを何回か見た事があります。あれは正にバスケットの神様の悪戯『気持ちがある奴の所にボールがくる。』の典型的な例だったのではないでしょうか。そしてこの二日間リバウンドをウォッチしていた場面が多かったウォリアーズに対する明らかな警笛だったと思います。

あのリバウンドはタイミングが難しいボールでした。鋭角のシュートがリングに嫌われた瞬間にスピードが殺されてポトッと落ちる。余程普段から想定して取り組んでいないと合わせられなかったと思います。
3月22日(日)信州ブレイブウォリアーズ 対 岩手ビッグブルズ 戦
パトリック選手とスクーティー選手ではパトリック選手の方が能力は高いと思います。しかしスクーティー選手にはリングに対する強いハートがあります。肝心な事は、プレイオフになった時に能力とハート、どちらが勝敗の行方を左右するかです。

能力は生まれつきな部分があるかもしれません。しかしハートは厳しい練習によってのみ培われるもの。あの一シーンからビッグブルズの厳しい練習光景を想像致しました。
3月22日(日)信州ブレイブウォリアーズ 対 岩手ビッグブルズ 戦
四方山話

この日はこのマッチアップで珍しく崇人選手が熱くなる場面がありました。それを見た時に僕は凄く嬉しい思いになったのです。もちろんラフなプレイを推奨している訳ではありません。しかし竜児ヘッドがよく口にする、『戦う気持ちを表現していかなければならない。』その言葉がやっとチームに浸透してきたのではないだろうか、そんな気がしたのです。

『今シーズン一番怖いのは、浜松の2年目になってしまう事です。』8月の公開練習で囁かれたコーチの言葉…。

もっと雄叫びを上げればいいんです。もっとガッツポーズを見せればいいんです。流行っているお店に人は並んでも入りたいと思うじゃないですか!。もっと気合いを、もっと元気を出して試合に臨みましょう!。声を出して、悔しければ悔しがれば良いし、悲しければ大泣きしていきましょう。萎んでいる信州ブレイブウォリアーズはもうそろそろ卒業しましょう!。
3月22日(日)信州ブレイブウォリアーズ 対 岩手ビッグブルズ 戦
この日のMIPはデボーン選手で、長野県連合青果㈱様より、佐賀県産高級柑橘“はまさき”が贈呈されました。連合青果様、誠にありがとうございました。
3月22日(日)信州ブレイブウォリアーズ 対 岩手ビッグブルズ 戦
㈱システムプラン PRESENTS
3月22日(日) ●信州ブレイブウォリアーズ 75 - 77 岩手ビッグブルズ○
1Q 15 - 21
2Q 19 - 19
3Q 23 - 16
4Q 18 - 21

信州ブレイブウォリアーズに栄光を。


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この記事へのコメント
あの試合を思い出してしまいましたーー。

熱かった…。

バスケの神?の言葉、その通りですね…

やぱ岩手の方がボールへの執着は強かった気がします…。


選手もブースターもまだまだ熱くなって行きたいもんですッッッッ。



や~、ホント勉強になるblogですっ(^^)
Posted by ふう at 2015年03月26日 20:28
ふぅさん

桶谷ヘッドの3シーズンの重みの執念、気迫を感じた岩手の連勝だったと思いました。今シーズンの岩手は桶谷ヘッド3年契約の最終年。だから余計にビッグブルズに注目してきました。岩手だって資金的に決して恵まれた球団ではない。でも桶谷ヘッドの力だけが全てを支えている気がしてならないんです。外国人だってコネクションによるサーチをして獲得してきた訳ではない、今までの現有勢力からのチーム構築です。

敢えて言うなら、信州に欠けている精神が岩手にはあるのではないかと思うのです。ちょっと上手くいかなくなったら外国人選手を代える、でも期待外れ…。僕はそんな柳の下に二匹のドジョウはいる訳がないと。

チームとはあくまでも選ぶのではなく作るもの。岩手の姿からそれを学ばなければならないと僕は思います。
Posted by せん(閃)せん(閃) at 2015年03月27日 16:54
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