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2014年12月17日

12月14日(日)大阪エヴェッサ 対 信州ブレイブウォリアーズ 戦

~ウォリアーズの第三クォーター~
12月14日(日)大阪エヴェッサ 対 信州ブレイブウォリアーズ 戦
この日の大阪は風が強くとても寒かったのですが、信州の皆さんが一様に『やっぱり大阪は温かい。』と仰る言葉がとても印象的でした。
12月14日(日)大阪エヴェッサ 対 信州ブレイブウォリアーズ 戦
この日は第一クォーターから崇人選手がハッスルしてくれました。エヴェッサはいきなり予期せぬ先制パンチを食らいたまらずタイムアウト。何とか立て直しを図りますが崇人選手の攻撃は外だけでなくペネトレイトにも及び試合は序盤から信州ペース。エヴェッサも直人選手のアウトサイドで反撃にでますが、この日のウォリアーズはかなり直人選手を警戒してきました。直人選手の凄さはキャッチやドリブルの後のシュートの速さ、ジャンプの溜めの深さにありますが、とにかくウォリアーズは直人選手にだけは楽なシュートを打たせません。これが後に効いてきます。
12月14日(日)大阪エヴェッサ 対 信州ブレイブウォリアーズ 戦
崇人選手の次はデボーン選手やパト選手のレンジの広いシュートが決まります。単独攻撃にならずに、周りの選手の運動量が落ち無かった為に、この両選手に比較的楽なシュートセレクションを与える事が出来ました。
12月14日(日)大阪エヴェッサ 対 信州ブレイブウォリアーズ 戦
しかしエヴェッサも第二クォーターに入ると自慢の速い日本人選手がリングを攻め始めます。特に翔太選手は果敢にマッチアップを振り切り、それで得たFTを100%沈めます。FTが増えるという事はすなわちウォリアーズにとってはファールが嵩むという事を指しますが、とにかくウォリアーズは外国人選手が3人しか居ないため、第二クォーターでもオンザコート2を強いられます。しかしここで椎名選手、翔自選手が外国人マッチアップをよく耐え忍んでくれました。この二人は長い間竜児ヘッドの元、こういうマッチアップを戦ってきた実績があります。日本人選手が外国人選手とマッチアップする時に一番重要な事は、リングから遠い場所でファイトする事。これをしっかりと体現してくれました。
12月14日(日)大阪エヴェッサ 対 信州ブレイブウォリアーズ 戦
ウォリアーズ7点リードで始まった第三クォーター。ウォリアーズの勝利の最大の要因はこのクォーターにありました。崇人選手のファールトラブル、昌宗選手の不調のため、ポイントガードをパト選手にチェンジ。そしてディフェンスは3-2ゾーン。三角形のトップにパト選手を配置。パトリックは完全にオーバーワークです。するとウォリアーズはこの第三クォーター、わざとスピードを落としてセットオフェンスを展開してきました。ウォリアーズにとっては一番苦手と思われるオフェンス戦法で、つまりこの第三クォーターは五分でやり過ごしたい意図です。先にも述べましたが外国人選手が3人しか居ません。しかもその一人は土曜日の試合で負傷したデボーン選手。この第三クォーターでウォリアーズが得られた得点は一番少ない16点。しかし同時にエヴェッサの得点を10点に抑え込む事が出来ました。何故それを実現出来たか?、それには2つの要因がありました。一つは大阪にリバウンドで負けなかった事。そして土曜日に19点取られた直人選手に前半楽なシュートを打たせず、試合を通じて1点しか与えなかった事。頑張ったというよりも、一番苦しいクォーターに涼しい素振りを見せた事が要因だったと思いました。そんな中でも大選手がエヴェッサの外国人選手から2本のブロックショットを決めるなど、要所を締める働きをしてくれた事が大きかったと思います。
12月14日(日)大阪エヴェッサ 対 信州ブレイブウォリアーズ 戦
第4クォーターに入ると慌ててエヴェッサはドラード選手のドライブ&FTで得点しますが、2桁の点差が重くのしかかりました。しかしもしドラード選手が第三クォーターに仕掛けてきていたら.....。そう思うと点差以上に薄氷を踏む思いの勝利だったと思います。
12月14日(日)大阪エヴェッサ 対 信州ブレイブウォリアーズ 戦
四方山話

僕は普段からあまり審判さんについて語る事はありませんでしたが、この日のジャッジはちょっと納得がいかないものばかりでした。それは信州にとっても大阪にとっても等しく発生した問題で、漆間さんのジャッジは普段から凄く信頼している分、非常に残念でした。

何が問題だったかと言うと、リングの攻防の度に殆ど無条件に笛が吹かれてしまった事です。原因は審判さんの立ち位置にありました。ベースラインに立ってジャッジするのではなく、サイドラインから判定してしまっていたのです。あれでは正確な状況が見えません。信州のフォワード陣は特にファールトラブルだったので、ファールには凄く気を付けていました。逆に不服としなかったカール選手を褒めてあげたかった。翔太選手のアウトオブバウンズも完全に椎名選手に当たってからボールがデッドしたのにウォリアーズボール。それは全て立ち位置が悪いからです。

でも審判さんも人の子、調子の悪い時も気づかない時もあります。どうか次回からは気をつけて頂ければと思います。
12月14日(日)大阪エヴェッサ 対 信州ブレイブウォリアーズ 戦
都市型保育園ポポラー Presents
12月14日(日) ●大阪エヴェッサ 75 − 83 信州ブレイブウォリアーズ○

1Q 15−23
2Q 22−21
3Q 10−16
4Q 28−23

信州ブレイブウォリアーズに栄光を。


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この記事へのコメント
戦術についてはまったくわかっていない素人なので、第3Qの自分の中で「?」だった部分が、せんさんの解説でやっとわかりました。
当たり前だけど、色んな戦術があって、駆け引きがあって、ただガムシャラに頑張るだけじゃあかんのだな〜と。

そして漆間レフリー、頑張れ!笑
Posted by まっすー at 2014年12月17日 21:45
こんばんはー。
Twitterでお世話になってますm(__)m


blogアプありがとうございます!


初アゥエイで、緊張気味に応援に日曜の試合行きました!


無事勝利出来て嬉しかった!



ちょっとブーストに一生懸命だったこともありwこのように書いてもらえると嬉しいです~(^^)



ウォリアーズのディフェンスのすごさを目の前で見たって感じしましたー‼

最後まで選手の心も乱れず、ひとつだったと思います‼

まさかデボちゃんが前日に負傷してるとは思わなくて、ビックリしましたが、活躍もすごくてよかったです(^-^)

日本人選手も頑張っていたし、
翔太さんを止めてやるってマッチアップ?も凄くハラハラして見てました。

確かに、審判の判断が会場の雰囲気を凍らせてましたね…。
怖かったですもん。

「一旦座りましょう」じゃねーよっ!と、思いましたけどw


バスケ観戦初めての友だちに「ビデオ判定とかやらないの?」と言われて、
あー、確かにないなと思ったけど…。

それでも、チームの雰囲気が悪くならずに最後まで行けてよかったですー。

大阪の選手はコート外になりそうなボールも最後まで追いかける姿が多くあったので、そういうの大事だなぁと思ってみてましたー。



写真撮りながら、毎回細かく試合内容等書かれてて凄いですね~…ホントに感心します‼


私の感想と言えば…




あ~…勝ってよかったぁ~(*^o^)/\(^-^*)です笑


あの試合後、ずっと言ってました。


これからもblog読ませていただきます~(^^)
Posted by ふう at 2014年12月18日 00:02
土曜日の岩手ーキングス戦をニコニコ動画で観ていましたが、私も判定に納得いかない場面が何度かありました。
岩手側にもキングス側にもです。

私もあまり審判さんの判定にはとやかく言いたくないのですが
城宝も開幕前に言っていたようにbjリーグは審判の質が
低いという気はします。

難しい問題ではありますが審判さんも選手同様に
切磋琢磨して頑張ってほしいです。
Posted by わさびーふ at 2014年12月18日 13:04
ブログの内容と、ボックススコアからの想像では、信州が大阪の長所を封じた、完全勝利と言ったところでしょうか。
信州は、プレイオフ目指して、絶対に負けられない試合だったと思います。強いチームになる可能性を感じました。
Posted by kamijo at 2014年12月18日 20:11
まっすーさん

信州が如何に不利な状況だったのは書かせて頂いた通りですが、この試合は如何に選手を休ませるかというのも最大の問題でした。しかし相手にそれを気取られてはなりません。

この第三クォーターは、毎回徹夜で相手チームをスカウティングする竜児ヘッドの努力の賜物だったと思います。ボールサイドに大きい選手三人を配置し、ウィークサイド(直接攻撃をしないサイド)に小さい選手を配置しました。普通はゴールに近い場所にデボ選手の様な大きな選手を配置するものです。しかし大阪はゲイリーとクレフトというビッグマンを擁しています。必ずサイドチェンジよりも、この大きな二人のポストプレイに来るだろうと読んだスカウティングがものの見事に当たりました。どうか信州のブースターさんは、今回だけは竜児ヘッドを褒めてあげて欲しいと思います。
Posted by せん(閃)せん(閃) at 2014年12月18日 23:18
ふうさん

信州ブースターさんのアウェイ参戦は関東遠征が主流な中、近畿に来て下さって誠にありがとうございました。僕もそうですよ、クォーターエンドのブザーが鳴った瞬間、肩から脱力感がハンパなかったですから。翔太選手は自身のブログで、二日目の信州が強い気持ちで来る事を書いていますが、実際の所信州にはそんな余裕は全く無かったと思います。

数試合勝っただけでチームが生まれ変われる程、この世界は甘くはありません。だから今度の青森戦も、その先の試合もずっと試行錯誤で信州は続いていくでしょう。実際コーチは今回の昌宗選手の空気が読めなかったプレイとか、トシ選手が簡単に自分のマークマンを見落とすミスを腸煮えくり返る思いで、しかしそれをグッと堪えたに違いありません。

簡単じゃないです。全てにおいて。
Posted by せん(閃)せん(閃) at 2014年12月18日 23:19
わさびーふさん

今回僕が審判さんの事に触れたのは、具体的な問題点が垣間見えたからに過ぎません。ジョー選手がどういう意図でそういう発言をしたのかは預かり知れぬ事ですが、日本がどん底中のどん底の中でのbjリーグです。漆間氏を始め、審判さんなんて本当に生活が出来るサラリーで遠征をされているのだろうか、とても不安になります。

手法とか手段なんかでとてもじゃないけど立て直せるレベルの話ではありません。どうか審判さんに寛大な心で試合に足を運んで頂けたらと思います。
Posted by せん(閃)せん(閃) at 2014年12月18日 23:19
kamijoさんのお言葉はありがたいですが、実際は不安だらけです。大阪を騙くらかして何とか1勝を盗んだというのが本音だったと思います。今シーズンの信州は、毎回毎回いっぱいいっぱいの状態を積み重ねてのポストシーズンになろうかと思います。
Posted by せん(閃)せん(閃) at 2014年12月18日 23:20
度々すみません
城宝選手のコメントは審判批判でなく
審判のレベルも向上してほしい。
というニュアンスでした。
私の勘違いでした╭(°A°`)╮
訂正させていただきます
Posted by わさびーふ at 2014年12月19日 00:23
あ、いやいやわさびーふさん。分かっています。

審判に限らず競技レベルの向上も必要ですからね。何事においても「もうこれでいい。」なんてものは何一つありませんからね。
Posted by せん(閃)せん(閃) at 2014年12月22日 13:57
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