ラジヲとギター

やって参りました大和郡山市多目的体育館（金魚スクエア）。そうなんです、大和郡山市と言えば金魚の街なんです。

近鉄電車で神宮公苑体育館へ向かわれる時に近鉄郡山駅を過ぎた辺りからぜひ車窓をご覧ください。豊かな田園に合わせて、沢山の金魚池の風景がお楽しみ頂けます。

さてゲームの方ですが、またエイドリアン選手が審判とファイトしてしまったゲームでした。エイドリアン選手の頑張り。例えば自分よりも重戦車のジュリアスアシュビー選手を頑張って抑え込んでくれたり、ボックスアウトやショウディフェンス、そういう見えにくい部分での貢献は値千金だと思います。そういう意味では人一倍責任感が強く、納得のいかないジャッジは許せないのかもしれません。

しかしバスケットボールの試合は人生そのもので、雨の日もあれば風の日もあります。ましてやこの試合、大黒柱のジャマー選手が突如負傷退場となり、本来ならエイドリアン選手が獅子奮闘の活躍をしなければならないのに、５ファールでそこに姿はありませんでした。それでも他のチームメイトがその穴を埋めようと必死にファイブアローズに食い下がりました。

この日の第４クォーターのチームメイトの頑張りを、どうかエイドリアンは忘れないで欲しい。この先もっと強力なフォワード陣を擁するチームと対戦します。その時にアンソニー＆エイドリアンのツインタワーで対抗しなければ圧し切られてしまいます。ジャッジが自分の味方で無い日は敢えて自分はみんなの引き立て役にまわるんです。バスケットボールは人生そのもの。その時々の天気で貢献の仕方は何通りもあるのです。相手を自分に合わせようとするのではなく、自分自身を試合の流れに同化させる。それが勝利への近道なのです。

もちろんエイドリアン選手だけのせいではありません。敢えて厳しい事を言うと、太志選手も純平選手も「頑張っている。」フリだけは感じる。でも諒選手や達也選手のルーズボールへの執念と比べたらその差は一目瞭然でした。特に遠山ヘッドの十八番、相手外国人エースに敢えて日本人選手をマッチアップさせて平面で勝負する作戦に抜擢された太志選手でしたが、全くと言って良い程面目は果たせませんでした。あのコンティメントの甘さでは、ライオンズ選手のやりたい放題になります。

「弱気は最大の敵。」これを太志選手の座右の銘にして欲しいのです。自分よりも遥かに身体の小さい達也選手や諒選手の執念から学ぶものは少なくないと思います。

いつも冷静沈着なキク選手が太志選手のしつこいディフェンスで珍しく感情を露にしましたが、試合が終わると互いに健闘を讃え合いました。相手選手に負傷させられてもいつもグッと堪えるキク選手はやっぱり紳士でヒーロー（洒落ではありませんよ）です。

当時本当はジョー選手を獲得したかった遠山ヘッドコーチ。それでもライオンズ選手はかつてのチームで大金星を生み出す原動力となりました。そして今、対戦相手としてデクスター選手を迎え、自分のチームにチャップマン選手が在籍する。これぞ人生の妙味なのかもしれません。

１１月１６日（土）　バンビシャス奈良ホームゲーム

●バンビシャス奈良　６９　−　７８　高松ファイブアローズ○

１Ｑ　１５−２０
２Ｑ　２０−１８
３Ｑ　２０−２０
４Ｑ　１４−２０

四方山話

今回の度はＪＲ大和八木駅から奈良交通に乗ったのですが、奈良交通の運転手さんが凄く親切丁寧な方でとても気持ちの良い思いになりました。特にコミュニティーバスという事もあってかご年配の方々のご利用が多く、皆さんが乗降される度に一人一人に丁寧にお声をかけておられました。バンビシャス奈良の遠征にはそんな奈良交通を利用しているんだと思うと何だかとても嬉しい気持ちになりました。奈良交通さま、いつもバンビシャス奈良をご支援頂き誠にありがとうございます。

次回の金魚スクエアでの開催は１２月２１、２２日、対戦相手はバンビシャス奈良の加藤オーナーがかつて在籍をされていました仙台８９ＥＲＳです。あの河内コミッショナーのご子息である河内修斗ヘッドコーチが指揮をとっておられるチームで、修斗ヘッドと遠山ヘッドは、かつての浜松東三河フェニックス、中村ヘッドコーチの門下生でもあり旧知の間柄です。修斗ヘッドは人物的にも大変素晴らしい方で、ぜひとも一人でも多くの方々にご来場頂き、試合後に修斗ヘッドと記念撮影でもして頂けたらと思います。

バスの本数もこれだけありますので、安心してご来場下さいませ。