2011年05月22日
ファイナル4
予想というものは難しいです。そして当たらないのが予想というものだと思います。どこが優勝するかは分かりませんが、僕は浜松の連覇は正直無いと思っていました。スラッシャーが居なくなったのもありますが、今シーズンの浜松のメンバーはレギュラーシーズンには最強だけれどシリーズには明らかに昨シーズンのメンバーの方が強かった。だからキングスは今シーズン最大のチャンスだったと思います。この逃がした魚は本当に大き過ぎたと思います。今シーズンのこのメンバーに優勝を経験させてしまったのはbjにとって凄く大きなターニングポイントになってしまうのではないでしょうか。
今シーズンのbjリーグのMIPは僕は桶谷ヘッドコーチだったと思います。出だしに躓き、大阪で2戦目に屈辱的な大敗を喫し、そこから我慢に我慢を重ねてチームの最高潮を終盤に持ってこれました。他のチームはどちらかと言うと偵察と言うよりも観光で滋賀戦を見にくるのとは対照的に、桶谷ヘッドコーチは滋賀 対 京都のファーストラウンドを2戦とも最初から最後までじっくりと観戦し、メモを取り、丸裸にしてセミファイナルで滋賀を蹴散らしました。その時に桶谷ヘッドコーチが言い放った、「やっとスタート地点に立てた。」という言葉には唸りました。
勝負にIFはないけれど、最後に桶谷ヘッドコーチに立ちはだかったのはもしかしたら大震災だったのかもしれません。あの震災がなくて浜アリでフェニックスを2試合スカウティング出来ていたならば.....。スカウティング能力に非常に長けたヘッドコーチなのでふとそんな気がしました。
「日本のバスケットがもっとメジャーになって欲しい。」誰もが口を揃えて言います。しかしどうしたら日本のバスケットがメジャーになるのか、その具体的な策や案は誰も手にしていないのが現状です。僕はその一つに中村和雄バスケットを越える人が現れないといけない気がするのです。それが日本のバスケット界にはどうしても必要なのではないかなと思います。
中村ヘッドコーチのバスケットが何故強いのか。それは真に寝食を忘れてバスケットに情熱を燃やされているからです。桁が違うのです。お正月休みなどを取っているチームなんかは百年経ってもこの方には勝てません。
先週の日曜日にアーノーは38度の熱を出して、そしてレイニクソンは寝違いを起こしました。体調は悪かったと思います。でもヘッドコーチの情熱がこの2人に乗り移りました。もし中村ヘッドコーチにOSG体育館が無かったとしても、たとえ中学校の体育館が練習場だったとしてもこの方は優勝すると思います。
若いとか、環境が整っていないとかそんなのではありません。情熱の差です。センタープレイヤーが3人ファールアウトしても勝てるチーム。何故か?、それを普段想定しているからです。フェニックスに入ったからにはベンチメンバーとかそんな理屈はありません。戦力としてやれるかやれないかだけです。
今シーズン、フェニックスはとうとう最後まで補強無しでした。それで優勝してしまいました。この方はいつもそういう課題を自ら背負い、高みを目指されます。桶谷ヘッドコーチは大阪のゾーンを崩すのに執念を燃やしました。この2人がファイナルに残ったのは至極当然だったのだと思います。
日本のバスケット界のため、中村ヘッドコーチを越える情熱家が現れて欲しい。そう思いました。
5月23日(土)秋田ノーザンハピネッツ 対 岩手ビッグブルズ 戦
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Posted by せん(閃) at 23:48│Comments(0)
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