レノヴァ鹿児島で初めてその存在を知った
JBL2。そして今シーズンそのリーグに兵庫ストークスが加入する事で一度しっかりとJBL2の事を勉強したいと思うようになり、今回幸運にも豊田合成スコーピオンズの練習を見学させて頂ける機会を得て行って参りました。
豊田合成様の本社/春日工場の所在地は愛知県清須市ですが、最寄り駅は清洲駅ではなく稲沢駅になります。
稲沢駅からタクシーで5分だったのですが、最近身体が重たいので工場までランニングで向かいました。
甲賀の山奥とは異なり、濃尾平野は平坦なので僕みたいなメタボ者には良い運動になりました。
もちろん練習内容に触れる事は出来ません。ただ言える事は3時間の練習がアッという間に感じる程内容の濃い練習でした。曲がりなりにもバスケットに身を置く者として、真綿が水を吸い込むように充実した時間を過ごさせて頂いた事が感謝でなりませんでした。
この方がスコーピオンズのヘッドコーチ、福留敦司氏です。開幕を2週間後に控えた大事な時期にも関わらず、折を見ては僕の所に来て下さり、JBLやJBL2の事を懇切丁寧に説明して下さりました。
日本のバスケットの将来の事、ヘッドコーチの信条、地元の小・中学生のクリニックのお話.....本当に色んな話を聞かせて頂きました。
「僕らは実業団バスケットですから、選手たちはみんなサラリーマンであり、工場勤務者です。朝早くから仕事に就き、残業もあります。今日は日曜日ですのでこうやってメンバーも揃っていますが、平日は時には練習に3人しか集まる事が出来ない時もあります。でも僕らは仕事もきっちりやって、バスケットも頑張る事に誇りを持っています。」
そう言われて練習に戻られた時.....訳のわからない涙が溢れました。
ヘッドコーチ御自ら頂きました。
せん「コーチはトランジションの早いバスケットを大切にされていますね。」
コーチ「ご覧の通り、僕らは外国人選手も居ませんしサイズがありません。平面で頑張るしかないんです。」
せん「ペネトレイトの素晴らしい選手の方が多いですね。カットインの時のスピードのミスマッチを突くのがとてもうまいと思いました。」
コーチ「#11の
大原、彼は昨シーズンの得点王であり、スティール王なんです。」
コーチ「滋賀なら兵庫ストークスをぜひ応援してあげて下さい。ストークスは211cmのカナダ代表を獲得したみたいです。でも負けたくないですね。何とか勝ちたいです。」
最後の最後までヘッドコーチは心の広い方でした。でもコーチ、この期に及んでストークスを応援したら僕の男がすたります。
コーチ、スタッフの皆さん、選手の皆さん、貴重な時間を本当にありがとうございました。