2月16日(日)バンビシャス奈良 対 ライジング福岡 戦

せん(閃)

2014年02月20日 01:15

~ 青木康平たる所以 ~

バンビシャス奈良のアイドル、シカッチェとせんとくんのコラボです。奈良県のバンビシャス奈良に対する温かさを感じます。

今回はこれまたバンビシャス奈良のアイドルMC、ANNサマが赤毛のANN?、赤い彗星のANN?に変身。そしてこの日のANNさんの衣装は(下半身)、ちょっとファッションセンターしまむら系を感じさせてくれました。ANNさん、カメラ目線ごっつぁんデス!。

ちょっとフィクション系の出だしになってしまいましたが、試合の方は前半はバンビシャスの縦パスからの速攻が素晴らしかったです。特に190センチ前後ある太志選手や純平選手があれだけ機敏なプレイが出来ればこれからのバンビシャスの将来にとても期待が持てます。そして何と言ってもこの試合を湧かせてくれたのがトニー選手のスピードとテクニックだったのではないでしょうか。あれだけの個人技を持っているなんてこれもまたバンビシャスの武器になりそうな予感がします。

ただ後半に入ると青木康平選手のハイピックからのオフェンスにことごとく失点を重ねます。バンビシャスもスイッチアップやバンプで必死に康平選手に食らいつこうとしますが、これが逆にライジングの思うツボに。バンビシャスが対応しようとするとすかさずライジングはキックアウトで0度からのスリーポイントを放ち、効率良く得点を重ねます。単調なオフェンスには対応出来るが、そこに集中し過ぎて複合的なオフェンスにはたちまちディフェンスが崩壊してしまう。チームの若さ、経験の無さを一気に露呈してしまった感がありました。

我慢する時間帯に我慢するか、それともノーガードの打ち合いに持っていくか。僕は実はスピードと脚力を持ったバンビシャスには後者の選択も面白いのではないだろうかと思っています。

ライジングは日本人のサイズがバンビシャスより小さいので、とにかく日本人選手がリングではなく平面で頑張る事を意識しました。この判断力、流石に有明に行くチームだと思いました。

この日のMIPはトニー選手。個人技にちょっと酔いしれてスティール食らったりもしましたが、でもあのプレイは会場を十分に湧かせてくれたのでヨシと致しましょう。

四方山話

試合前に鈴木達也選手の週間MVPの表彰式がありました。

奈良ひとまち大学の公開練習の自己紹介の時に、彼が『マイネーム イズ タツヤ スズキ』と語った時は、「ナンだこのふざけた奴は?。」と思いましたが、それから彼は練習を試合を追うごとに成長著しく変化を遂げました。

それはきっと誰に言われた事では無く、もちろん強制された事でも無く、『自らが気付き自己を変えて行った。』結果であると間違いなくそう思います。そして自然とその精神が言葉や行動に表れて、本当に彼は引き締まった男になりました。

達也選手は大学を卒業したばかりのルーキーです。なのに最近では風格さえも感じる様になりました。

彼を見ていて思うのは、「自分を変えるのは自分自身しかない。」という事です。人から感銘を受けてもそれは一時の事。あくまでも自分がどうあるべきなのか、どうありたいのか。そのあくなき探究心こそが一番肝要だと思いました。達也選手、バンビシャス奈良の歴史に残る初の快挙誠におめでとうございました。

2月16日(日) バンビシャス奈良ホームゲーム

●バンビシャス奈良 58 − 78 ライジング福岡○

1Q 17−18
2Q 15−18
3Q  7−26
4Q 19−16


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