ラジヲとギター

この２日間、滋賀はゾーンディフェンスを多用しました。恐らくカミングス選手のインサイドを封じる事と、仙台のアウトサイドの確率やガード陣のサイズの無さを考慮した上での判断だったと思うのですが、言葉は少々過ぎますが、あまりにも能のない作戦だと思いました。

今更言うまでもなく、ゾーンディフェンスとは賞味期限の短い守りです。その賞味期限の短い守りを最大限に延長させる事が上手いのが琉球ゴールデンキングスです。相手オフェンスの度にマッチアップゾーンに変えたり、時にはゾーンでありながらダブルチームを加えたりします。そういう小さなコツコツとした努力の積み重ねが彼らを常に有明へと誘っているのです。琉球と比べて滋賀はまだまだアナログバスケだなと残念に思いました。カミングス選手はインサイドだけでなく、ペリメーターのショットも非常に確率の高い選手です。もっとディフェンスの引き出しを増やすべきだと思いました。

この２日間、８３点、８５点と失点を重ねています。ブレイクが多かった分、攻撃回数が増えたのでやむを得ない部分もあるでしょう。しかしゾーンなのに至近距離からのシュートをあれだけ打たれていてはダメです。このディフェンスは一旦白紙に戻すべきだと思います。

それと、相変わらずのファールの多さには閉口してしまいます。ターンオーバーというものは奪いにいくものではなく、誘いにいくものだと思います。ディフェンスは手を出すよりも正対する事が肝心です。みんながみんな大口選手の様にはなれません。出来ない事を頑張るよりも、出来る事を確実にやって欲しいです。

インサイドのニチイ選手やブギー選手に８９ＥＲＳディフェンスが厳しかった分、ワラ選手・仲摩選手・アーノルド選手のアウトサイドには本当に救われたと思います。アーノルド選手は浜松時代の良かった時の様相でしたね。シュートを決めるというよりも、リングを攻めていました。キャッチ＆シュートの時のアーノルド選手のスリーポイントはあれ位は入ります。

大満足の家　エールコーポレーション　ＰＲＥＳＥＮＴＳ
○滋賀レイクスターズ　９４　－　８５　仙台８９ＥＲＳ●

１Ｑ　１４　－　１９
２Ｑ　２８　－　１５
３Ｑ　２４　－　２４
４Ｑ　２８　－　２７

草津にこんな緑の多い素敵な場所がある事を今回初めて知りました。草津川沿いは桜も綺麗でしたし、シーズンが終わった新緑の季節にまた改めて散歩に来たいと思います。