ラジヲとギター

良いバスケットがあったり、悪いバスケットがあったり、みんながもがき苦しんでいるのが手に取るようにわかる４０分間でした。キャプテンやレイ選手さえ居たら、富山では連勝出来た。そんな事は誰もが分かっている事です。でも今２人は居ない。高さも無い。そんな中で今残ったメンバーでこの時期に新しいチームボンディング（絆づくり）をしなければならない。これがどれだけ大変な事か僕自身は分かっているつもりです。ニチイ選手は飛び込んで来た本多純平選手にバウンズパスを渡した。ウェイン選手は自分でいくと見せかけてフィニッシュをブギー選手やニチイ選手に託した。みんな必死に勝つためにはどうすれば良いか考えている。

迷っているから考えているに変化し、今それが確信に変わろうとしています。

滋賀レイクスターズが絶対に見失ってはいけないものは、このチームは全員で守って全員で攻めるチームだという事。個人ランキングにレイクスの選手の名前はありません。でも僕はこの事が一番価値あるランキング１位の勲章だと思っています。個人ランキングに名前が無い。だったら今更セルフィッシュなカッコいいプレーが一つ増えたところでどうなる訳でもありません。誰がシュートを決めても誰がアシストしても誰がリバウンドを取っても良い訳です。要は一番最短な選手がそれをすれば良いだけなんです。

だとしたらこんなにやり甲斐のあるチームが他にあるでしょうか。凄いスリーポイントを決めてもそれは決めた選手ではなくチーム全員が創りだしたもの。日曜日、もう一つそんなレイクス劇場を魅せて下さい。

大満足の家　エールコーポレーション　ＰＲＥＳＥＮＴＳ
○滋賀レイクスターズ　９５　－　８３　仙台８９ＥＲＳ●

１Ｑ　２４　－　１４
２Ｑ　１４　－　１８
３Ｑ　２４　－　２７
４Ｑ　３３　－　２４

この日ＭＶＰを獲得した横江選手の「この悪天候の中で草津開催に足を運んで下さいましてありがとうございました」という言葉、とても嬉しかったです。