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2011年08月23日

SEMPO.2

今から66年前、当時外務省でリトアニアの日本大使館の領事代理だった杉原千畝さんが約2千枚のビザを書き、多くのユダヤ人の命を救いました。そのビザを手にしたユダヤの人々がシベリア鉄道に乗り、ウラジオストック港から日本の輸送船で日本海を渡り、敦賀港へ降り立った時の様子を記す施設があると知り、見学に行って参りました。
SEMPO.2
そこにはSEMPOさんのビザで命を救われた数多くのユダヤ人の方々の証言や、当時の敦賀市民の方々の証言がありました。

「リンゴと時計が紡ぐ物語 人道の港 敦賀」

沢山の証言がありました。その一つ一つが命の輝きでした。その中で当時妊娠中だったユダヤ人女性が日本で出産をしたという話があり、66年の時を経た今、その女性はこう語っていました。

「日本は私の心と魂の全て・・・。私と私の子供の人生が生まれた所・・・。」

本当に人々の希望に満ち溢れた表情が嬉しかったです。そして敦賀の人々を同じ日本人として誇りに思いました。
SEMPO.2
今敢えて言いたいのです。イスラエルの皆さん、どうかガザ地区への空爆はもうやめて下さい。この地球上の歴史の中であなた方がどれだけ長い間辛く悲しい迫害を受けてきたか、僕なんかにはわかる筈もありません。しかし、あなた方のその行為を、黄泉の国に眠るSEMPOさんが知ったらどういう気持ちになるでしょうか?。

争いというものは、どちらかが刀を鞘に納めない限り永遠に終わらないのです。相手を屈服させようとしても決して根本的な解決にはならないのです。

あなた方に何の縁もゆかりもなかったSEMPOさんや敦賀の皆さんは先にあなた方に無償の愛を提供いたしました。だから今度はあなた方がそれに応える番です。

まずはあなた方が先に刀を鞘に納めて下さい。まずはそこから始めて下さい。SEMPOさんの愛を知っているあなた方ならきっと出来る筈です。

人道とは何でしょう。僕は人道とは、己は一人では決して生きてはいけない事に気づく事、多くの人達のお蔭様で今日の自分が生かされている事に気づく事だと思います。

その事に気づいた人が、人を殺めるために刀を抜く事なんて出来る筈は無いと僕は信じています。


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 SEMPO (2010-07-03 22:07)

Posted by せん(閃) at 00:05│Comments(0)SEMPO
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