ラジヲとギター

良い敗戦でした。いい気になっている人達へのキツーいお灸の１戦でした。シーズン序盤でこの敗戦はありがたかった。

個人商店の集まり　ＶＳ　チーム　でチームの勝利。

優、第４クォーター残り９分。マイキーからのファストブレイクを受けて１対１になった時、「やーめた。」
スサノオマジックとの練習試合の時、ファストブレイクからマイキー＆優　ＶＳ　フィッシャー＆横尾の時、「やーめた。」

悪いけど、その安易なセカンダリブレイクの変更でレイクスは有明を逃したから、それをやっているうちは出番は無いと思う。そのままファストブレイクを敢行していたら相手はファールで止めるしか無かった筈。そしたら君の得意なＦＴに持ち込めた。

８９ＥＲＳみたいな超ド級なファンダメンタルな集団に対して勝つには綺麗な３ポイントなんて望めない。むしろ泥臭いプレーの積み重ね、がめついバスケットの積み重ねが大切。チームで君の３ポイントを演出するならまだわかるけど、個人商店の集まりだから。

本当なら残り５分から、君の３ポイントが喉から手が出る程欲しかった筈。それでもヘッドコーチは君を使わなかった。その理由を考えてみて欲しい。僕がヘッドコーチでも使わない、いや、使えない。

そんな８９ＥＲＳでも、昨年フェニックスに大きく負け越した。圧倒的有利な筈だったセミファイナルでアルビレックスに負けた。８９ＥＲＳは本当に良いチーム。理路整然としている、ここがポイント。理路整然としているチームって得てして一たびその歯車が狂うと立て直すのは難しい。つまりこの両チームのようなグチャグチャバスケット、次から次へとミサイルをブッ放すようなバスケットが苦手だ。

理路整然としているチームには、あっちを受け身にさせる。これがまさに基本。こっちが受け身になっているウチは勝てない。

考えてみよう。ホルムやベルが待ち構えている堅守な状態に突っ込んでいってもウッちゃられるに決まっている。武田の騎馬隊が織田の鉄砲隊に負けたのと同じ。

「お前ら、何本レイアップ決められてんだ！、ストップレイアップ！。」嫌なんだ浜口ヘッドコーチは。結局そこを突かれるのが嫌なんだ。　

だからレイクスがリバウンドを取った後に日下や志村がそのボールに対するチェックを怠らなかった。そこでスピードを殺している。「８９ＥＲＳはディフェンスが良い。」と言われる所以だ。うるさい小蠅のようにセンターサークルまでしつこく付きまとって鈍足のホルムの戻りを稼いでいる。そして選手ではなく、たった１つのボールをチームで守っている。

こんなチームにボールを止めては足が止まってはチェックの餌食になるだけ。もっと集中力！、ボーっとしてては駄目。みーんなパスを出したらそこで終わり。誰もギブアンドゴーすらしていない。なら負けるしかないよね。

ＤＲからのアウトレットをどうするか、もっとチームで決まり事を作らなきゃ。どうしたらファストブレイクの縦の長いパスを繋げる事が出来るか。レイクスが勝つにはそこを突くしかない。しんどいから足が止まるんじゃない。うまくいってた筈のプレーがうまくいかないから足が止まった。人のせいにしている所以だ。

負けた試合では選手は文句を言いがち。しかしミスとは単独では起こらない。人のせいにする前に、まずは自分に跳ね返そう。自分のどこがいけなかったかを考え、味方を信じ、このチームのため、このヘッドコーチのために頑張ろう。