ラジヲとギター

レイクス勝利をありがとう！。勝つ時は、良いモノ　＞　悪いモノ　になる時だが、この試合はレイクスが２８ｍ　×　１５ｍ内をとても大きく攻めた事が良かったと思う。ハーフコートバスケットをきっちりとやった、数少ないリバウンドのチャンスにゲイリーやマイキーやジョーがトランジションを仕掛けた。でも僕の１オシはレイがジョージに対して１　Ｏｎ　１にキッチリとした仕事をしてくれた事を大きく讃えたい。レイがファールを重ねずにジョージを抑えてくれた。ジョージとのアイソレーションの時に下半身で守った。その結果自分の胸でジョージを外へ外へ追いやった。絶対にその扉を開けなかった。だから結果的にファールを取られないでジョージにあまり仕事をさせなかった。逆にルークは下半身よりも腕で守ろうとしたからファールを取られた。

センターとは自分を犠牲にしてこそチームに貢献できる。これはバスケットの基本中の基本だが、それを見事に行ってくれた。でもレイ、ＦＴは自分を最大限魅せておくれ。レイのＦＴは上半身と下半身の使い方がバラバラ。下から上にパワーが伝わってシュートを放っていない、ボールを放つ一番大切な瞬間にボールを置きにいっている。極端にいうとタマ入れの感覚のシュートだ。

小淵とスティンバージを補強した事。これはキングスがハーフコートバスケット、特にオフェンスリバウンドで勝利するんだという意志を表わしている。なるほどその通り、リバウンドが６つも負けている。本来ならこれはかなり致命傷になりかねないが、レイクスの成長と言うべきか、「今日はここは駄目、でも代わりにここを頑張りなさい。」というチームからの意志を感じられた。とにかくターノーバーを奪った時に決められなくてもトランジションをしてくれた。これはキングスにとっては、「ゲッ！。」だったと思う。でもやっぱりシュートを放った選手にそのままリバウンドを取られるのはよろしくない。

クリスの頑張りと言うが、本来ならあれくらいの仕事は最低限やってもらわないといけない選手。クリスがＭＶＰやＭＩＰに表彰されない事がレイクスの大きな弱点だったとも言えるのだから。何でそうだったかというと理由はたった一つ、へっぽこディフェンスだ。野球でもそう、いい守備がいいバッティングに繋がる。クリスがライアンブラックウェル以上の仕事をしないとレイクスの有明なんかある訳がない、そんな事は最初から分かっていた事だ。だから全然まったく褒められたモンじゃない。

小川ＨＣも桶谷ＨＣも土曜日はハーフコートバスケットで勝ちたかったに違いない。これは完全に有明を意識しての戦いに他ならない。でもこれでレイクスにはハーフコートバスケットでは駄目という認識をしたと思う。特に桶谷ＨＣの方がスティンバージを補強した分その思いが強かっただろう。しかし当たり前だがライジングよりもキングスの方が数段強かった。「仕方が無い！、じゃあ伝家の宝刀を抜くか！。」と今日はダム決壊の如くのなぎ倒すバスケットをしてくる。顔にそう書いてある。

レイクスはとにかく早い戻りでアーリーオフェンスの形にならないようにする、そしてこちらもトランジションゲームをする事だと思う。とにかくキングスに対しては優位な展開になんてハナから思っては駄目、とにかく慌てずに自分達のペースで自分達のバスケットをたんたんと行い、クォーターエンドの時に共に笑おう！。