ラジヲとギター

今年のアパッチはジョー、ベイカー、ニック、ハンフリーといった主力が次々とチームを去り、シーズン序盤から苦しい成績が続いた。でもその苦しい時期を乗り越えて今ようやくチームがプレーオフ４位以内を目指せる体制が整った感じがする。そういう時にレイクスが激突する。

外国人が大幅に入れ替わったが、このチームには伸びしろが期待できる大型日本人選手が居る。仲西と中村だ。昨年の布陣では流石に出番が少なかったが今年はそのチャンスを大いにモノにしている。特に仲西の３ポイントは決まりだすとボビー以上の魔力すら感じる。サイズのあるジャンプショットなので防ぎにくい。

スパークス．．．．．、もうこの選手がアパッチに居る事が本当に嫌だ、困った存在だ。ラシードの３ポイントも決まりだすともう止まらない。シュートの軌道が非常に安定していてリングに対して垂直にボールが落ちてくる。その上あの跳躍力なのでガードでありながら普通に相手フォワードとリバウンド争いが出来る。

ジュリアスアシュビー、言わずと知れたｂｊ界屈指のインサイドプレイヤーだ。２０５センチだがあの狭いペイントエリアのポジショニングが非常にうまいので何処のチームも彼を止めるのにはダブルチームを多用する、それくらいしないとジュリアスを止める事が出来ない。最近のアパッチの復活はそのダブルチームをうまく利用して手薄になったウィングから康平がドライブを決めたりシャペールがアウトサイドを決めたりしているからだと思う。昨シーズンまではどちらかと言うと個人技で勝ってきたチームだったが最近はすっかりチームプレーのチームになった。

今のアパッチは強い。しかもホームでは久し振りの土日開催でブースターも沢山詰めかけるだろうから自然と士気も上がるだろう。

アパッチに限らずだが、アウェイではとにかく流れがホームチームに行き易い。アウェイで勝つためには高いモチベーションとミスをしない事、この２つが一番大切になってくると思う。

レイクスは１８勝１８敗の勝率５割、レイクスの不思議なところは普通はホームゲームが成績が良くてアウェイではやや難があるのが一般的だが、逆にあまりアウェイを苦にしない点だ。旅先向き？、旅行好き？、目先が変わるのが大好き？。だとしたら横浜は最高の別荘地だろう。

とにかく勝率５割からの貯金挑戦は何度目の正直だろうか。もういい加減貯金をしないと精神的優位に立って残り試合を戦えない。

残り１６試合、この正念場になってから鍵を握るのは僕はキャプテンとエースだと思う。

　　　　　　　　ＡＳＴ　　ＳＴＬ
ゲイリー　　　１１８　　　６９　
ＷＡＲＡ　　　１０５　　　３２
ジョー　　　　　７３　　　４５

ＷＡＲＡはＰＧ、ゲイリーのＡＳＴを抜いてしまおう。ジョーはＳＧ、ゲイリーのＳＴＬの数値をひっくり返して欲しい。本当は数値なんてどうでも良い話だが一つの目安にしてみた。何故ＡＳＴとＳＴＬに拘るのかと言うとこの２つこそがチームへの貢献度が高い成績だからだ。得点は偏ると危険、しかしこの２つは高ければ高い程相手の攻めるスペースが狭くなる。守らなければならないエリアが広がる。

キャプテンとは苦しい時にこそ柱にならなければならない。エースとはいかなる時にでもエースらしいプレーをしなければならない。

僕はこの２人．．．．．、この両ウィングは１３球団１のウィングだと思っている。ＷＡＲＡ、ジョー、２人力を合わせてどうか吉報を持って帰って来て欲しい。